文鳥川柳

奥深き文鳥たちの世界

【文鳥川柳】第四十四句

ヒナの時に怖い目に逢ったことは本当よく覚えていて、体の奥深く、心の奥深くまでインプットされてしまうんだなぁというのが印象です。

 

そして、ヒナの時の動物病院はトラウマ級の出来事のようで、それが癒えるまでにかなりの年月を要すると思います。

 

今は亡き福松ですが、ヒナの時、ヒナの羽から成鳥の羽に上手く生え換わらず、一時期大変で動物病院に数回行きました。

 

そこで、「握られる=嫌なこと、怖いことをされる」と覚えてしまったんですね。

よほどの恐怖だったんだと思います。

 

それまで手の中が大好きだった福松。

動物病院後、手の中に入らなくなり、再度手の中に入ってくれるようになったのは8歳になってからです。

 

約8年間弱、福松の動物病院のトラウマを癒やすため、また、手の中が怖いものではないと伝えるため、福松が握り文鳥に戻るまで、福松のペースで、福松の”握られる”恐怖が取り除かれるのを、コミュニケーションをとりながら辛抱強く見守る毎日でした。

 

大人になってから動物病院に連れていった文鳥たちもいますが、その子たちは全然平気で、まったくトラウマにもならず。

やっぱり、”ヒナ”という特殊な時期は文鳥の成長に大いに影響を与えます。

 

福松は9歳で天国に行ったので、ほぼ一生をかけて最終的に握り文鳥に戻った感じです。

 

動物病院だけではありませんが、ヒナの時の怖い経験・嫌な経験は文鳥が天国に行くまで体と心が覚えてしまうことがよくあります。

 

幸い、福松の場合は手の中に入ることだけに恐怖を覚え、それ以外はよく慣れていましたが、ひどい場合だとおそらく、一から信頼関係を築き直しになることもあるだとうと思います。

 

たぶん、怖いことをされた相手が私ではないといことは理解していたんだと思います。

手には怖くて入れないけど、私自身は怖くなくてよく慣れてくれていたんだと思います。

 

ヒナであっても成鳥であっても、その子の体調や命に関わる場合、動物病院は避けられないものですが、文鳥さん、すごくデリケートです。

 

もし万一、文鳥にトラウマができてしまったとしても、ものすごく時間はかかるかもしれませんが、どうか諦めずに文鳥さんの心の傷を癒やしつづけてあげてくださいね☺🍀

 

その心はきっと文鳥に通じる日がくると思います☺