文鳥川柳

奥深き文鳥たちの世界

【文鳥川柳】第二十七句

今まで文鳥を飼ってきて、文鳥さん、何羽か発作を起こす子に出会ってきました。

今いる文鳥さんも発作を起こします。

 

人間でいうと、例えて言うなら”てんかん発作”に近いものでしょうか。

(もちろん人間と文鳥はちがうので、まったく同じわけではないですが)

 

発作を起こすと、目をつぶり、くちばしをあけて口呼吸に。

ひどいと止まり木に止まれず落下します。

飛べなくもなります。

全身脱力に近い感じが多いです。

 

意識が戻って、体がシャンとしても、しばらく”別の鳥”になっていることもしばしば。

”別の鳥”になっているとは、私(飼い主)を認識できずに怖がったり、自分のいる場所も初めている場所かのように眺めていることがあります。

おそらく、頭の中の神経伝達が上手くいっていないのか、視覚になにか起こっているんだろうと思います。

 

発作の程度にもよりますが、発作が起こってから完全回復するまでの時間は、ほんの数分~長いと30分くらい。

ごくごく軽い発作であればすぐ回復しますが、重いと回復に結構な時間がかかります。

 

発作が起こるきっかけはその子によって違うようです。

何かの光刺激のようなものに反応しているのかな?という子もいれば、追いかけ回されて息が切れて発作を起こす子もいます。

 

とにもかくにも発作が起こると死にかけているように見えるので、何回見ても冷や汗ものです。

 

私の今までの経験では、発作が起きたときは独特の鳴き声、もしくは落ちる音がするので、その子の性格によりますが、手の中に入れて回復を待つ、もしくはカゴの中に手を入れた上で手に入れて様子を見る(←ほぼこっち)のどちらかの手段をとっています。

 

カゴの中に手を入れた上で手に入れて様子を見る理由は、発作が起こっている時は何の刺激でどんな行動にでるか予測不可能なところがあるため、危険を回避するためにも”カゴ”という狭い空間は役立ちます。

 

それと、発作中の文鳥さんは、もし水が口に入ると窒息する恐れがあるので水は絶対口に入らないように、また、口に入れないように気をつけなければいけません。

 

それと、残念ながら発作を1度起こすと、それからの生涯、その文鳥さんには発作が起こるんですね。

発作と一生のお付き合いになります。

発作を起こさないようにただただ気をつけてあげることが最善策になります。

 

もちろん生涯発作を起こさない文鳥もいます。

全ての文鳥がみんな発作を起こすわけではないのでどうかご安心を。

 

発作が完全におさまると、当の文鳥さんは何事もなかったかのようにケロッとしています。

回復すると全ての症状は消えます🍀

 

文鳥の発作は、起こると飼い主も冷や汗ものの症状です。

もし初めて文鳥の発作に遭遇したときはかなりパニクるかもしれないし怖くなるかもしれませんが、目を離さず、口に水が入らないように、安全を確保して様子をみてあげてくださいね。

そして、名前を呼んだり声をかけてあげるのもいいようです。

 

もし、これから文鳥を飼われる方がいらっしゃいましたら、生き物なので、ただ可愛いだけではなく、このようなことも起こる可能性があることも心の片隅にでも留めておいて頂けたら嬉しいなと思います。

 

文鳥たちもいつも元気とはいかず、時に調子が悪くなったり・病気になったりすることもありますが、それも含めて愛し、家族の一員としてともに暮らしていくことの大切さやありがたさ、同じ時間を生きているなかでしみじみ感じます☺